2011年3月16日 タイムズ紙
タイムズ紙によると、イギリス時間15日夜、ウィキリ―クスは日本は2年前に、国連の核監視機関から原子力発電所の安全規定の見直しを促されていた、と明らかにした。
日本はこれに性急に対応しなかった結果、今回の原発事故に至ったのではないかと、海外メディアではささやかれている。ヨーロッパエネルギー大臣はEUにある143の原子力発電所で、今年末までに耐久テストを実施することを発表した。イギリスでは日本のような大地震は起こらないものの、異常気象から生じる災害を受ける可能性は十分にあるため、検査を行う必要があるとしている。イギリスでは合計10あるうちのひとつの原発が2023年までに閉鎖される予定で、その代わりの原子炉が2018年、サマーセットに建設されることになっている。
原子力専門アドバイザーのジーン・マクソ―リ―は、福島の原発は、最悪の事態に対応できるようなバック・アップ用の冷却装置の設置を怠っていたと指摘し、環境保護団体グリーンピースに注意を促している。イギリスは日本の原発の盲点を手本とし、より安全な発電所を築く意気ごみのようだ。
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