2008年9月10日水曜日

白鳥ファミリーのおはなし




イギリスは大変野生動物が多い国で、ロンドンも例外ではありません。
最近、オフィスの近くのサリーウオーターという池で白鳥のファミリーが子育てをしています。今年の春に卵から孵った子どもが2羽。ごらんの通り、半年が経ってすっかりサイズも親と変わらなくなっていますが、まだ羽毛が茶色です。大きなからだでも親について回っています。人間で言えば14歳くらいでしょうか。親も大変子育てに熱心で、いつも子どもへの目配りを忘れません。
このところ、餌付けをしているのですが、先日ずいぶん黴びたパンを持っていったところ、親はあまり食べようとしませんでした。それもそのはず、パンというよりもカビの塊、といった方が近い状態だったからです。でも子どもたちはがつがつ食べていたので、翌日もし子どもたちが死んで水に浮いていたらどうしようかとドキドキしながら行ってみたのですが、幸いまったく元気でした。
今日は賞味期限切れの麦をやる予定です。
ちなみに、英語では動物の子どもを親とは違う名称で呼ぶことが多く、白鳥の子どもはスワンではなく、シグレットといいます。