2009年11月5日木曜日

PHAIDONストアがオープン

世界の不況が続く中、イギリスもかなりの不景気。80年代から数年前までは好調だったという出版業も、2007年にピークを迎えてからは本の売り上げがどんどん低下。2008年度は前年と比べ 5.5%低く、今年の売れ行きはさらに悪いという。

そんな中、出版社のPHAIDON
気になる動きを見せている。10月27日、同社はロンドン初のPHAIDON専門'ポップアップ'ブック・ストアをMaryleboneにオープン。ポップアップとは「臨時」という意味で、店は来年1月まで営業する予定。もちろん売っている本はすべて同社が出したもの。店内はコンパクトだが、アートやデザインなどクリエイティブ系の本が専門なだけあって、カラフルな表紙がずらりと並ぶ。さすが大手のPHAIDONという感じ。



とはいえ、PHAIDONにとっても不況は決して他人事ではない。それどころか、今年に入ってから売り上げが21.2%低下、スタッフの20%をリストラするなど厳しい現実に直面している。




ショップといえば
、今からちょうど1年ほど前の2008年11月、雑誌 Monocleもロンドンで店をオープンした。MonocleはWallpaperを創刊したTyler Brûléが2007年に始めたインテリ男性向け雑誌。政治にビジネス、デザインなどのトピックを挙げ、年に10回、世界各国でほぼ同時に発売されている。Monocleショップでは同雑誌はもちろんのこと、Monocleのロゴ入りグッズや雑誌で紹介された服などが揃う。ちなみにMonocleの商品以外はすべてデザイナーズ・ブランド。おしゃれなビジネスマンを読者とするMonocleらしい店だ。

とにかく今は出版業も雑誌業も苦しい時代。
専属のショップで自社の商品を販売するのも悪くない戦略かも。

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