2011年12月6日火曜日
ポール・マッカートニーのコンサート・レポート
12月5日 ロンドン O2アリーナにて
日本人にとってはもはや宗教の域に入るザ・ビートルズ。その主要メンバー、ポール・マッカートニーを生で見られるまたとないチャンスはイギリスならでは。さっそく行ってきました。観客は熟年層から若者まで、子供連れで来ている家族もいて微笑ましい。100ポンド以上するプラチナチケットだったけど、ロンドン公演は1回きりということもあるのか会場は超満員です。メンバーはポールのバックバンドに加え、今回スペシャルゲストとしてストーンズのロニー・ウッドが「ゲットバック」で飛び入り参加、花を添えていました。
「やっぱりロンドンはいいよね、家に帰って来たって感じで。観客のノリも最高だしさ」とリラックスした様子のポール。さきごろアメリカ人女性と3度目の結婚をしたばかりですが、その話題には触れず、「オレさ、孫がいるんだよ。孫だぜ! おじいちゃーんなんて言われちゃって。今日も見に来てるけどね」(会場大喝采)
ホームグランドだとポールも饒舌です。
「ヘイ・ジュード」「イエスタデー」「レット・イット・ビー」などのスタンダードナンバーを始め、「ジェット」「リブ・アンド・レット・ダイ」などウィングスのヒットナンバーもしっかり織り込んで、ヒット曲を網羅、サービス精神旺盛のコンサートはさすがのひと言。35曲以上途中休憩もなく、2時間を超えるコンサートを本当に楽しそうにこなしたポールに拍手喝采でした。
ジョンもジョージも死んじゃうし、よき伴侶だったリンダも早世、なんかいろいろあったよね、ポールの人生。「ロング・アンド・ワインディング・ロード」を聞いてるとなんだかポールのしわが刻まれた顔が悲しくて愛しくて美しくて、ぐっと胸に込み上げるものがありました。
ポール、1回でも多く、すばらしい音楽を聴かせ続けてください、と祈らずにはいられない夜でした。
演奏曲目は以下の通りです。
Concert Set List
1. Hello Goodbye
2. Junior's Farm
3. All My Loving
4. Jet
5. Drive My Car
6. Sing The Changes
7. The Night Before
8. Let Me Roll It/Foxy Lady
9. Paperback Writer
10. The Long And Winding Road
11. Come And Get It
12. Nineteen Hundred And Eight-Five
13. Maybe I'm Amazed
14. I've Just Seen A Face
15. I Will
16. Blackbird
17. Here Today
18. Dance Tonight
19. Mrs. Vanderbilt
20. Eleanor Rigby
21. Something
22. Band On The Run
23. Ob-La-Di, Ob-La-Da
24. Back In The USSR
25. I've Got A Feeling
26. A Day In The Life/Give Peace A Chance
27. Let It Be
28. Live And Let Die(花火があがってド派手な演出。消防法大丈夫だったんでしょうか)
29. Hey Jude
First Encore
30. The Word / All You Need Is Love
31. Day Tripper
32. Get Back (with Ronnie Wood)
Second Encore
33. Yesterday
34. Helter Skelter
35. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End
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