2009年10月26日月曜日

ライターさん感謝会

とっても忙しい9月を終えたロンドンオフィス。大変だったなー。(汗)

少し落ち着いたところで、いつもお世話になっているロンドン在住のライターさんたちを呼んで感謝会を開きました! たくさんのごちそうを食べて頂こうと気合いを入れたロンドンスタッフですが、お料理の担当はライターさんに頼んじゃいました。というのも、お料理上手なライターさんがお二人もいらしたからです!



うしろの方は、なんとプロのシェフ! レシピ本を書いてらっしゃる方なのです!(手前はGBスタッフ、ただの素人です。)




まずは炒め物が1品、2品、3品‥ え、まだ出るの?! というくらいたくさんの料理を作ってくださいました。これで終わりかと思ったらお野菜たっぷりのラタトゥーユにサーモンのムニエル。でも実はこれすべて前菜。まだメインがあったんです! それは別のライターさんが作ってくださった絶品パエリア。本格的でとってもおいしかったです。みなさん大満足の夜でした! 

2009年7月13日月曜日

海外のオフ会「フラッシュモブ」現象







インターネットなどの掲示板に書き込み、参加を呼びかけるオフ会。その欧州版「フラッシュモブ」が最近頻繁に行われています。
フラッシュモブはもともと、東京の渋谷で携帯を操る若者を見た外国人が作った言葉だそうです。
欧州で人気のソーシャルネットワーキングサービス、Facebook、Twitterなどで集合場所と時間を告知し、集まったメンバーで何かを行う現象のことを指すフラッシュモブ。名称こそ違うものの、オフ会に似た現象です。
6月27日には、前日この世を去ったキング・オブ・ポップ(ポップの王様)、マイケル・ジャクソン追悼を目的としてフラッシュモブが行われました。
東ロンドンのリバプールストリート駅に集まったメンバーたちは、マイケル・ジャクソンの名曲「ビリー・ジーン」を歌いながらムーンウォークで辺りを踊りまくりました。多数の参加者で駅前はぎゅうぎゅう詰め、おまけにみんな写真を撮ろうとカメラや携帯を掲げ持つ中動くのは困難でしたが、大変な盛り上がりを見せました。
マイケル・ジャクソンのニュースより以前からフラッシュモブは人気を集めていました。例えば今年の4月には、イギリスの携帯T-mobileがロンドン市内でフラッシュモブを決行。トラファルガー広場に集まった数百人で野外カラオケをするという内容でした。その群衆の中には、ロック歌手Pinkの姿も。この様子はT-mobileのテレビCMに使われました。
日本でも2ちゃんねるやニコニコ動画などで大規模オフ会が企画されています。特にニコニコ動画は企業も交えてコミュニティの広がりを見せています。
とてもよく似たふたつの現象ですが、海外のフラッシュモブに比べて日本の方が種類が多い分、マイケル・ジャクソンやT-mobileの現象のように目立ったものとして取り上げられないのかもしれません。日本人はハマる対象が海外と比べて多すぎるのでしょう。さすがオタク気質、自分だけのこだわりを見つけるのは得意ということでしょうか。

写真1:マイケル・ジャクソン追悼フラッシュモブ(http://www.youtube.com/watch?v=s_PbbzZhCtg&feature=related)

写真2:T-mobileフラッシュモブ(http://www.youtube.com/watch?v=AGiqKYIgAp4&feature=channel)

2009年6月6日土曜日

おもしろサイト発見!あなたの名刺紹介しませんか?








不況で解雇者が続出している今日この頃、鬱ムードからなかなか抜け出せない人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちのために、以前使っていた名刺を紹介するホームページができました。
www.cardsofchange.comは、会社を解雇された人、あるいは自ら退社した人たちが使っていた名刺を、ちょっとおもしろいメッセージと新しい連絡先を添えてアップするサイトです。
おもしろいメッセージを書くことで自分の気持ちを晴らして、なおかつ新しい連絡先を紹介することで新しいコネを作ろういう趣旨です。
そのいくつかをご紹介します。

写真1「飛んでく!」
写真2「フリーランス解放同盟に参加してます」
写真3「釣りに行ってます。デカイの釣れたら戻ります」
写真4「今まで以上の時間と刺激、そして活力。プライスレス」
写真5「目的地未定」

サイト創設者のトム・ヴァン・ディールさんは「会社をクビになった人は自分の能力を疑ってしまうものです。そんな人たちのために希望を与えたいと思ってサイトを創設しました」
サイトに名刺をアップした元経営幹部のリチャード・シャープさんは、「たくさんの人が落ち込んでいるご時世に、こんなポジティブなサイトができてすごく良いと思うよ」と語っています。
日本でもこういったサイトができたらいいですね。

2009年4月29日水曜日

ロンドンブックフェア



4月20日から22日にロンドンのEarl's Courtで開催されたロンドンブックフェア2009が終了しました。
不況が影響しているのか、今回は昨年より参加ブース、参加人数が少なかった気がしました。
GBロンドンオフィスとしては、出版社、取次代理店数か所に企画をプレゼン、GBの本に興味を持ちそうな出版社(主に日本の文化やマンガ関連本を出している会社)に営業をかけました。
GBのこれからのブックフェアでの活動につなげられたと思います。

さて、ロンドンブックフェアでおもしろい本を見つけました。
Hay House UK Ltd社の「Gentle Dying - The Simple Guide to Achieving a Peaceful Death(優しい死に方〜安らかな死を迎えるための簡単なガイド)」。
最近では病人を延命させるために、病院など家から離れた見知らぬ場所で、見知らぬ人に看取られるケースが一般化しています。
末期の病気を抱えた患者が、死を恐れず、残された時間を今までの人生を安らかに振り返ることができるように。
介護者が患者の治療を第一に考えるのではなく、患者の精神的サポートとなれるように。
死と介護の見方を変えるための、簡単で実用的なアドバイスを紹介した本です。
高齢化が進んでいる昨今、多くの人が必要とする一冊ではないでしょうか。

そのほかブックフェアのおもしろかったのは、「世界の市場フォーカス」となったインドです。
毎年フェアで組まれているこの「世界の市場フォーカス」特集、昨年のテーマは中東でしたが、今年はインドでした。
インドの出版・文学に関するセミナーが行われ、21日には何と、詩人で著名なインド人作家ヴィクラム・セート氏もフェアに参加。昨年に比べて多くのインドの出版社、印刷所がブースを出展していました。
コミックを出していたインドの出版社は、Campfire社。「トム・ソーヤの冒険」や「宝島」など男の子向けの文学をコミカライズしたものです。
絵は全員インド人だということですが、絵柄はアメリカンコミック調でした。
マンガは少しずつインドに浸透しているようですが、日本のマンガは普及するにはまだまだのようです。

2009年1月9日金曜日

イギリスで見つけた不思議なもの




ロンドンの西部近郊に撮影に出かけたとき、こんな交通標識を発見!
交通標識にはお国柄が出て、カナダなんかじゃグリズリー(大熊)に注意なんて熊の絵の標識があるって話。でもイギリスもかなりイケてます。例えばコレ。カエルの標識ってイギリス独自じゃない? 動物愛護の国だからてっきり「横断するカエルに注意してあげてね」ってことかと思ったら、そうじゃなくて「カエルが大量発生して道路が滑りやすくなることがあるので運転注意」だって。あくまでも人間様本位らしい。
まあ、この国は野生動物がべらぼうに多いので、高速道路なんかでもキツネ、アナグマ、キジ、ウサギなんかが事故死してるのをしょっちゅう見かけます。このあいだも、グリニッジ公園を散歩してたら、やたらお腹をすかせたリスが30センチ以内に近づいてきて、あのうるうるしたつぶらな瞳で見つめられてしまった。「ねーナッツ持ってない?」って感じでした。持ってない自分にわけもなく罪悪感抱いたりして。動物好きにはたまんない国です。

2009年1月6日火曜日

イギリスのイケメン事情




人の好みは十人十色! だから個人的な意見ですが、イギリスにも確かにイケメンがいます。この間見かけたのは、ホームセンターのペンキ売り場(そのホームセンターはダサクて安いものが結構あって好きなんですが)。ホール&オーツの、ダリル・ホールによく似たお兄ちゃん、といえば、往年のポップスファンはピンと来るのではないでしょうか? そのペンキ売り場は「呼び鈴を押して2分以内に係員が来なかった場合は10%引きのクーポンを差し上げます」ってことを売り物にしているところで、それでなくても時間には「ゆる〜い」国ですから、ペンキを買い続けていればいつかはクーポンをゲットできるという確信を持っていたのですが、来ました、その日が!
奇しくもそのダリル君が担当で、さっきまでいたのに、ペンキの色を決めてオーダーしようとしたら、もういない。呼び鈴を押して待つこと2分。来ません…。「クーポンゲット!」と喜んだのも束の間、待てど暮らせど来ない!
 5分くらい待って仕方がないから探しにいった。そうしたら悪びれもせず「もし必要なら行きますけどね」だって! おお、時間に緩いイギリス人の面目躍如です。ダリル・ホール似のイケメンじゃなかったら憮然としているところですが、まあ、かっこいいので許す。それにしてもあんなに若くてかっこいいのにホームセンター勤務じゃ、希望がないなーと同情してたら、そんなこともなくて、土日は学生バイトがほとんどだそうです。
 でも、クーポンはしっかりゲットしましたけどね。

2008年11月12日水曜日

オックスフォード学生の人気スポット










観光地として有名なオックスフォードは、人口約13万人の一割は大学生と言われる大学都市です。そのオックスフォードの大学生たちに人気のスポットをご紹介します。

ムームーズ(Moo Moo's)
カバード・マーケット内にある、ミルクシェーキとスムージー専門店です。カバード・マーケットは「屋根付き市場」という名前の通り建物内にあるマーケットで、2mほどしかない狭い道が特徴的です。カフェ、食料品店や花屋、靴屋などの店舗が並んでいます。
ムームーズのミルクシェーキはアイスクリームを中心に、フルーツ、クッキー、キャラメルなどお好みの材料をミックスしたものです。バラエティーに富んだそのメニューはおよそ100! かわいらしい牛のロゴは、新鮮な牛乳を使用している店のポリシーを強調しています。
店の外装や紙コップのデザインなど、すべてにピンクが使われています。男子学生にとってはひとりでシェーキを買いに来るには恥ずかしいらしく、女友だち、あるいは彼女と来る人が多いようです。

ジー・アンド・ディーズ(G&Ds)
ジー・アンド・ディーズは手作りアイスクリーム店です。
創立者は何と、当時オックスフォードの現役大学生とその友人たちだというこのアイスクリーム店は、オックスフォードに3件もの店舗を構えています。
数あるフレーバーのアイスクリームの中でも、「オックスフォード・ブルー」がおすすめです。
ブルーベリー味のこのアイスの名前は、「学期の5週目になるとうんざりする」というオックスフォードの大学生たちの気持ちを表しています。一口食べると、オックスフォードの大学生たちの気持ちが分かるかもしれません。
カウンターには牛の形のチップ入れ。ここでも牛は人気のようですね。(写真2)

ハーヴィーズ(Harvey's)
学生たちに人気のサンドイッチショップ・カフェです。イタリアのパン、チアバッタがおすすめ。ほかにもバゲット、スープもあります。
とても小さなカフェで、店内で座って食事ができるスペースは3人がけのテーブルが3つしかありません。
ほとんどの来客がテイクアウトでサンドイッチを購入します。学生たちは朝のレクチャーの前にここに訪れ、歩きながら食事をとるというのが日課のようです。(写真3)

ノリントン・ルーム(Norrington Room)
オックスフォードにはおよそ9つほどの書店がありますが、学生の教科書やテキストを扱っている専門店が一カ所あります。
書店名はブラックウェルですが、アーサー・ノリントン卿の名前に由来してノリントン・ルームの名前で親しまれているこの店は、数学、科学、言語学、哲学、地理学など、ありとあらゆる分野の専門書を扱っています。
見た目はとても小さな書店ですが、一歩入って地下階に下りるとその広さに驚きます。ルームと言われるだけあって、ひとつの大きな部屋に本棚が敷きつめられています。
10,000平方フィート(3000平方メートル)もあるこの書店は、本を売っている部屋の中でも一番大きなものとして、ギネスブック候補にあがったほどです。(写真4)

ラドクリフ・カメラ(Radcliffe Camera)
カメラとはラテン語で「アーチ型の屋根を持つ部屋」という意味。その名の通りアーチ型の屋根が美しいこの建物は、オックスフォードの中心部にあります。
国王の医師をしていたジョン・ラドクリフ氏が所有していた膨大な量の書物を保管する場所として、1748年に建物が完成させた建物です。現在はボードリアン図書館の読書室として使われています。
書店と同じく数多くの図書館があるオックスフォードですが、このラドクリフ・カメラはこの型の図書館としてはイギリス最古のものです。
残念ながら一般公開はされていません。オックスフォードの大学の図書カードを持った学生のみが利用できる場所となっています。(写真5)